ご挨拶

第23期 株式会社いつ和 テーマ「好機到来」

平成8年2月、着物産地十日町の買継問屋としてスタートした当社も、このたび23期目を迎えることができました。これもひとえに、全国のお客様のご愛顧、関係機関・事業者様のご協力、社員スタッフ一同の日々の努力の賜物と、心より御礼申しあげます。

この22年間で、着物業界は様変わりしました。日本人の暮らしぶりの変化は顧客ニーズの変化をもたらし、結果として着物市場は大きく縮小しています。当社としては、激動の時代の流れに合わせ、小売業への進出、地元メーカーのグループ化と、その業容を変化・拡大させてきました。そしてこの度、地元十日町の老舗メーカー、創業明治25年、松屋織物株式会社との会社統合を果たし、産地直送きものSPA(製造小売業)としての体制を整えることができました。1200年の歴史を持つ織物の街「十日町」のDNAをしっかりと受け継ぎつつ、今後も時代の変化に合わせて進化を続ける決意です。

2020年、日本は東京オリンピックを迎えます。開催が近づくごとに、世界中の人々の興味関心が日本へ、そして日本文化へと向かうことでしょう。そしてそのことは、私たち日本人自身が、日本文化の価値を再確認する機会にもなるはずです。全国70店舗の直営店網を持ち、自社オリジナルブランドの展開を計画する当社にとって、そして着物産地十日町はじめ着物業界全体にとっても、まさに「好機到来」であります。業界・産地・企業が一丸となって、この好機を活かすべく、取り組んでまいります。

さて、当社が最も力を入れている取り組みに、自社スタッフによる「着付け教室」、そしてお客様と共に企画する「着物を楽しむ会」の開催があります。小売店開業以来、「一人でも多く、一度でも多く、着物着姿を増やしていく」ことを理念の第一に掲げ、各店の個性を活かして回を重ねてきました。この「好機到来」に、今一度基本に立ち返って、着物着姿創造に取り組んでまいります。結果として、着物を楽しむ人が増えていくことが、日本文化を守り発展させていくことであり、当社が永続的に継続・発展していく唯一の道であると考えております。

今後とも、「創業明治25年の伝統と業界初の本格着物SPAの両立」を実現する産地十日町に根差した企業として、業界の発展と文化の継承に尽力してまいる所存です。 皆様の引き続きのお引き立てを、心よりお願い申しあげます。
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平成29年10月吉日
代表取締役社長 阿部 昇