代表あいさつ

第21期いつ和 第11期妻有  テーマ 「忠恕の精神」

小売部門第11期を迎え、第10期を振り返りますと今後いつ和の成長するべき方向性の柱を見据える事が出来ました。
しかし、その中で利益体質になっていないことは、その方向性を大きく左右するものであります。その為にも前期迄培かって参りました良い点は継続し、今期より安定した利益体質になるべく制度改革を築き上げて参ります。

また前期中に問屋部門の分社化、そして、明治25年創業の歴史を育んだ十日町メーカー「松屋織物」との合併は、卸、着物販売一筋のいつ和としましたら、より細部まで御客様に喜ばれる環境作りの基盤が準備出来たと思います。
「作る」「販売する」[楽しんで頂く」[加工・アフター・メンテナンス」と総合的な企業構築の入り口に辿りつきました。伝統を受け継いだ訳ですので伝統に恥じないよう経営をして行きます。また伝統を活かすべく新しい経営感覚も取り入れ、もう100年永続的に運営出来る企業を必ず目指し作ります。

そして今期10月に東京「コレド日本橋」新店をオープン致します。利益体質制度改革の大義と致しまして、自分達だけの利益だけではない体質を更に目指します。
日本橋を拠点とし我社いつ和の思い、心を全国へと発信し全国の御客様に気軽にお立ちより頂きお客様に喜ばれるよう更に新しい提案をし続け、今まで以上に、産地、着物業界へ尽力を尽くす所存でございます。

成長するべき方向性には今まで以上に真剣な思いが全社を挙げて必要です。
それを大成するには心から思い思える思わなければいけない「いつ和」の根幹として第11期のテーマは「忠恕の精神」を掲げます。
忠は真心、恕は思いやり。真心と思いやりがあること。忠実で同情心が厚いこと論語に有りますように「夫子の道は忠恕のみ」と孔子の言葉に要約されます。
孔子は「私の道は一つのもので貫かれている」と。また、3世紀の学者王弼(おうひつ)は、「忠は情の尽なり、恕は情に反(かえ)りて、よって物を同じうするなり」、忠は自分の気持ち(情)をつくすことであり恕は自分の気持ちを振り返り自分以外の他者の気持ちを自分の気持ちと同一視することとも言われてます。
他者へのまなざし以上に自己の心の内面へと向かう意識を強く持って第11期小売部門第21期問屋部門は全社員に指導邁進して参ります。

代表取締役社長

平成28年10月吉日
代表取締役社長 阿部 昇